立川市は立川駅北口のデッキアーチ等の塗り替え工事を11月上旬から行う。色彩は赤を基調として一部オレンジ色系の2色を採用する。
同デッキアーチは、使用開始から約10年が経過。「鋼構造物の保護のため、初期の段階から予防保全を考えた計画的な維持管理を行うことで、維持管理コストの軽減と予算の平準化を目的とする長寿命化修繕計画を策定した。同計画に基づき、デッキを支えるアーチ部材の寿命を延ばすため、塗り替え工事を実施することになった」と立川市都市整備部道路課。
同市は塗り替えに際し、市民に意見を募集。288件の意見が寄せられ、青系、赤系、紫系の3色が上位を占めた。景観の有識者などで構成される立川市景観審議会に報告した。「玄関口として迎える色として寒色系ではなく暖色系の方が心理的に良い。背景の『従』となる建築群は暖色系の淡い色合いであり、『主』となるアーチをインパクトのある暖色系にすることは、街並みの色調としてまとまりがある。シンボルの造り込みとして、丁寧な印象を受けるよう、主部材と細部材を複数色とするのが良い」という同会の意見から「赤を基本とする暖色系」に決定した。
「暖色系は玄関口として迎える色。市民に親しみのあるアーチとなることを期待している」とも。
3月15日ごろ完成予定。