昭和記念公園に「こもれびの里」-30年代の武蔵野の農村風景を再現

懐かしさを感じさせる畑のかかし

懐かしさを感じさせる畑のかかし

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 昭和記念公園(立川市緑町、TEL 042-528-1751)は10月13日、砂川口近くに「こもれびの里」をオープンさせた。

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 「こもれびの里」は、昭和記念公園の基本方針に基づき、昭和30年代の武蔵野の農村風景を再現したもの。「昭和・武蔵野・農業」をテーマに、官民協働で農業や年中行事などさまざまな体験を通じて、自然と暮らしの知恵を伝えていくエリアと位置づけている。

 同施設には「水車小屋」や「炭焼き小屋」などの建物や畑、水田、茶畑、果樹園などがあり農村風景が広がる。特に「水車小屋」は、地形の高低差が小さい武蔵野台地で特に使用されていた「エビ樋」による胸かけ方式を再現。また、同施設は国営の施設としては初めて市民と協力し、ボランティア団体「こもれびの里クラブ」が畑、水田、茶畑、果樹園などを管理する。

 オープニングイベントとして10月13日・14日に「里の秋まつり」が行われ、大のぼり、縁日、伝統芸能、昔遊び、もちつきなどが開催された。今後は、季節に応じて田植えや稲刈り、畑でのジャガイモやサツマイモ掘り、そばの実からそば粉を作りそば打ち体験なども行う予定。

 同園広報担当者は「水車小屋や炭焼き小屋に関心を持って見学される方や普段目にすることが少ない畑や水田に関心を持っている方など、オープン当初から昔の武蔵野の農村風景を楽しんでいる方が多く来園されている。非日常的な空間を楽しんでいただくだけではなく、多くの子どもたちへの農業伝承を発展させていきたい」と話している。

 開園時間は9時30分~17時。入園料は大人=400円、小・中学生=80円。

国営昭和記念公園

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