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立川「ムッシュイワン」が新作シュトレン-地元主婦らと共同開発

「ショコラシュトレン」(奥)とバニラ味のシュトレン(手前)。時間と共にフルーツの甘みや風味が生地に移り、熟成が進む程おいしくなる。

「ショコラシュトレン」(奥)とバニラ味のシュトレン(手前)。時間と共にフルーツの甘みや風味が生地に移り、熟成が進む程おいしくなる。

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 立川のベーカリーショップ「ムッシュイワン」(立川市若葉町1、TEL 042-538-7233)は11月23日、タウン情報誌「kurask(クラスク)」の読者モニターと共同開発した新作シュトレン「ショコラシュトレン」の販売を始めた。

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 同店は、帝国ホテルに初めてベーカリー部を作ったロマノフ王朝宮廷パン職人の流れをくむイワン・サゴヤンさんの弟子で「ホテルパンの父」といわれた福田元吉さんの下で修業し、技を引き継ぐ小倉孝樹さんが経営する人気ベーカリー。

 「共同開発は、食材へのこだわりや出来上がるまでの過程を見ていただくことで、健康に気遣う方はもちろん、お子さんにも安心して食べていただける商品を作っていることを地元の主婦の方たちに知っていただく機会になると思った」と小倉さん。「作り手の一端を担っていただくことで、当店の商品に愛着を感じていただけたらと思った」とも。

 シュトレンはドイツ発祥の菓子パン。ドイツではクリスマスまでの間、少しずつスライスして食べる習慣がある。スパイスやドライフルーツが多く使われ、甘みの強いヨーロッパからの輸入品は日本人には苦手な人も多い。「読者モニターの方からは、形状や中身などさまざまなアイデアを頂いたが、試作をしていく中で、奇抜すぎるものは好まれないことがわかった」という。

 今回開発したシュトレンは、製法は同じだが、スパイスにココアパウダーを使い、大粒で果肉が柔らかくフルーティなカリフォルニアのモハベレーズンや大粒のナッツを入れ日本人にも食べやすいよう工夫した。外側をクーベルチュールチョコレートでコーティングし、ケーキ部分が空気に触れないようにしているため、中はしっとりしており、「時間と共にフルーツの甘みや風味が生地に移り、熟成が進むほどおいしくなる」という。「3週間ほど日持ちするので、ゆっくり時間をかけて味の変化を楽しんでいただければ」と小倉さん。

 「今回は気軽に試していただける小さいサイズでの販売。ぜひ多くの方にシュトレンのおいしさを知っていただければ」とも。

 価格は480円。プレゼント用の籠に入ったバニラ味とショコラシュトレンの2本セット「クリストシュトレンギフトパック」(1,680円)も販売する。

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