東京都酒蔵組合は9月15日、大國魂神社(府中市宮町3)で「武蔵の國の酒祭り2013」を開催する。
今回が初の開催となる同祭りでは42都道府県から集められた日本酒の利き酒をすることができる。
大國魂神社境内にある松尾神社の祭神は醸造の守護神とされる。1957(昭和32)年に同組合が寄進した鞘堂(さやどう)に鎮座しており、同組合が毎年11月下旬に「酒造安全祈願祭」を行っている。同祭り共催の「日本酒文化の会」から「酒造組合と縁のある大國魂神社で酒に関わる祭りができないか」と提案を受け、同組合が祭りを企画した。
利き酒ができるのは、山形県の米鶴酒造や高知県の土佐鶴酒造など、全国152蔵から集められる日本酒。東京都からも豊島屋酒造や小澤酒造など9蔵が参加する。当日は大國魂神社内を案内する「神社ガイドツアー」も予定している。
「東京の蔵元はもちろん、全国の酒造組合にご協力をいただいている。地元の府中市の皆さま方にもお力添えをいただき、単に日本酒文化の普及にとどまらず、日本酒ファンと府中市の新たな出会いと交流の場となるべく取り組んでいく。日本酒ファンや地域の皆さまにご協力いただき第1回の開催準備を行っているが、今後も永く愛される祭りに成長させていきたい」と、同組合の玉木千代子さん。
「日本酒の利き酒会というだけではなく、日本酒文化を広く認知いただくという意味で、外国人の方や若い世代の方にもご参加いただきたい」とも。
現在、祭り当日のボランティア会場スタッフも募集している。
先着1000人。前売り券1,000円。時間は11時~17時。荒天の場合は16日に順延。詳細は東京都酒蔵組合のホームページで確認できる。