4月10日にオープンを予定するIKEA立川店(立川市緑町6)で3月20日、「IKEA立川探検ツアー」が開催された。
同イベントは午前・午後の2回開かれ、メンバーズカード会員を対象に各回先着20組でホームページやメールなどで募集した。併せて70人ほどの参加者の多くは市内に住み、午後の回には親子連れの姿が多く見られた。ツアーは、同店のローカルマーケティングスペシャリストの道添さんの引率で店内を約1時間半かけて回り、ツアー終了後にはレストランでスウェーデンのイースターで食べる伝統的菓子「セムラ」とミートボールが振る舞われた。
ツアーでは、ショールームとマーケットホールが同フロアに位置し、収納用品の販売スペースが広いなど同店ならではの店内の造りやコーナーなどの説明を聞きながら、商品の陳列がほぼ終わりオープンの準備が着々と進む店内を進んだ。オープン前の入店という希少な機会に加え、営業が始まると入ることのできない従業員用の食堂の見学などもあり、大人も子どもも終始、笑顔を見せながら写真撮影などを楽しんだ。親子で参加していた40代男性は「一生懸命、地域にローカライズした感じが伝わってきて良かった。これからが楽しみ」と期待を寄せ、ツアー中もスタッフに質問を投げかけていた小3の女児は「楽しかった。品ぞろえの多さにびっくりした」と話していた。同店では春物の商品を中心に9500品目を用意する。
500人の従業員も、家具の組み立て、機器のトレーニングなどオープン前から勤務を開始しており、ツアー客の姿が見えると笑顔で声を掛けていた。1歳の子どもを抱き参加していた30代女性は「子どもが泣いていたところ、スタッフの方に声を掛けていただき広い授乳室へ案内していただき、とても助かった」と話す。
道添さんは「お客さまのワクワク感が伝わってきた。お客さまあっての私たちなので皆さんの笑顔でパワーをもらった」とツアーを振り返る。共にツアーを主導した同店のローカルマーケティングマネジャーの船引リラーナさんは「今までイケアファンでなかった方にもいい印象をもっていただいている。(オープンを控え)皆で一緒にやろうとエキサイトしている」と意気込む。同社PRスペシャリストのクリスチャンセンさんは「当店は『地域に愛される店』を目指している。ここでホットドッグとコーヒーを買って昭和記念公園で食べるなど気軽に利用してもらいたい」と話す。
29日・30日にはオープンを記念して「TACHIKAWA STREET PARTY」を駅北口サンサンロード(曙町2)で開催。今後のイベントの詳細はホームページで確認できる