国分寺市とNPO法人「ArrowArrow」(杉並区、TEL 042-207-6397)は現在、協働事業「ママインターン」第1期の参加者を募集している。
同NPOは産育休取得に向けてのコンサルティングサービスや女性社員活用研修を提供する。代表理事の堀江由香里さんは「昨年、日本財団の助成を受けてママインターンのモデル事業を実施し、再就職したい女性の不安の払拭(ふっしょく)や働くことに自信を持ってもらうことが大事だと感じた。子どもと離れることで子どもとの時間を大切に感じ、職業体験を通じて働く自分の時間に誇りを持てたという成果が見えたので、より多くの方にキャリアを見つめ直したり、職業体験をしたりする機会を提供できたらと考えた」と経緯を話す。
実施内容は、「仕事と子育ての両立を実現している女性の話を聞き、働き方への選択肢を広げる学びの講座」「市内企業やNPO法人が実際に抱えている課題をケーススタディーとした実践型ワークショップ」「市内企業やNPO法人での職場体験(半日程度予定)」で、第1期は9月3日から5回。第2期は今年11月、第3期は来年1月に実施を予定する(後日募集)。
募集は市内在住者で「妊娠・出産・介護などを機に離職したが、地域・社会とつながりたいと考えている女性」を対象に、各期15人。託児所を設けており、1歳~3歳児を育児中の20代後半~30代の応募が多いという。
講座は市役所(国分寺市戸倉1)ひかりプラザ202号室で行い、同団体やワークライフバランスコンサルティング事業を行う「エフコネクト」(三鷹市)社長の清水さんがゲスト講師として参加する。職場体験では現在、市内の広告や子育て支援サービスなど4つの組織に受け入れが決まっている。
「再就職したい女性が育児期間をブランクと思うのではなく、自分自身を成長させる期間だと感じられ、その経験を上手に仕事に生かせるお手伝いができたらと考えている。また、職場体験を通じて市内の企業や組織の活動や思いを知ることで、自分の住む街に誇りを持ってもらえたら」と意欲を見せる。
参加費は2,000円(託児料含む)。申し込みは電話またはメールで。詳細はホームページで確認できる。