国分寺のいずみホール(国分寺市泉町3)で現在、「まちのマエストロ20プロジェクト」と題した「文化芸術活動及びアートプロデューサー人財育成講座」の第1期参加者を募集している。
国分寺市制施行50周年記念でもある同プロジェクトは、3年をかけて「まちの、公共施設のアイデンティティー」を見つけていく。1期目となる本年度は、「学ぶ×感じる」をテーマに、「まちを全体俯瞰(ふかん)できる視点を増やす」をゴールに掲げる。全5回のセッションは「まち」「地域」「コミュニティー」「空間」「ホール」を軸に各回テーマを設定し、地域で活躍するデザインディレクターの萩原修さんやクルミドコーヒー(泉町3)店主の影山知明さんなど、回ごとに講師を迎える。1回目のセッションは9月27日を予定し、「まちとコミュニケーション」がテーマ。
いずみホール協働事業体の担当者は「いずみホールは稼働率9割を超え、利用者の中心は市民であることからも、芸術文化活動に親しんでいる市民が多く文化の成熟度が高い地域だと感じた。『ホールブランディングと地域の芸術文化振興の仕組みづくり』を基本方針に、街や文化を俯瞰的に捉え、街と人と文化、そしてアイデアなどの地域の資源をつなぎ、育んでいくことができるコミュニティーのプロデューサー、コーディネーター、プロジェクトマネジャーなどの『人財育成』に取り組みたいと考えた。大きな目標は、国分寺市の芸術文化の振興であり、誰でも芸術文化に身近に触れ合える『住み続けたい街、ふるさと国分寺』に他ならない」と意欲を見せる。
「現在、高校生・大学生・社会人や芸術家など期待以上に幅広いジャンルの方に申し込みいただいている。参加者同士で意見を交わすことで、新たな化学反応・ハーモニーが生まれ、国分寺市を活性化する事業・人材が生み出されることを期待している」と担当者。募集人数は30人で、申し込み多数の場合は抽選を行う。(5回連続参加者を優先)
申し込みはメール、もしくはファクス(042-327-3555)か郵送で。参加費は、社会人は5,000円(5回連続参加)、1,500円(1回のみ参加)学生は無料。申し込みの締め切りはメール・ファックスは9月5日、郵送は9月3日(消印有効)。詳しくはホームページで確認できる。