国分寺市が「能・狂言体験講座」-若い世代や初心者の関心向上図る

写真は前回開催された「武蔵国分寺薪能」のもの

写真は前回開催された「武蔵国分寺薪能」のもの

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 国分寺市(国分寺市戸倉1)は1月19日、1月26日、2月2日の3日間、「能楽の世界に触れてみよう~能・狂言体験講座~」を開講する。

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 同市は、今も島全体にこの伝統芸能の息づく新潟県佐渡市と姉妹都市関係にあり、夏に佐渡市の能楽会を招き「武蔵国分寺薪能」を過去16回開催してきたが、体験講座を開催するのは今回が初めて。同講座は、特に能や狂言にあまり関心のない若い世代や初心者を集め、今年の夏に開催予定の「武蔵国分寺薪能」へのより深い関心を高めるのが目的。すでに80人以上の応募を集めている。

 同講座は、「武蔵国分寺薪能」で演目の解説をする武蔵野大学の教授陣が中心に担当する。1日目は、「能・狂言を楽しむ」をテーマに同大学教授のリチャード・エマートさんが能の音楽と舞の魅力について、実演を含めて楽しく解説。謡・楽器・所作を学び、市内の能楽活動団体を紹介する。2日目は、「能・狂言に親しむ」をテーマに同大学名誉教授の小林責さんが、能・狂言の成り立ちから演目・主な登場人物などの基礎知識について映像を交えて解説。佐渡市の能・狂言の魅力にも触れる。最終日は、「能面を知る」をテーマに同大学の三浦裕子さんが能面についての解説などを行う。実際の能面を体験でき、笛・小鼓演奏や仕舞実演・演目解説なども行われる。

 同講座を主催する国分寺市文化コミュニティ課の担当者は「『武蔵国分寺薪能』を16回開催しているが、まだまだ能や狂言に関心がない人も多い。今回の体験講座を通じて初心者や若い人たちに能や狂言に興味を持っていただければ」と話している。

 受講申し込みは1月15日まで。

国分寺市役所

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