立川商工会議所(立川市曙町2、TEL 042-527-2700)は、東京多摩地域の28商工団体とともに2013年「東京多摩国際園芸博覧会」の誘致・開催に向けて活動を進めている。
同博覧会の誘致・開催は、2006年11月に実施した「第8回多摩経済サミット」において、多摩地域7商工会議所と21商工会・連合会が多摩地域への国際花博誘致を目指す共同宣言を採択したのがきっかけ。同博覧会を通じて多摩地域の振興と認知度向上、経済活動の活性化や都市機能の整備充実を促すことを目的としている。また、オランダのハーグ市にある国際園芸家協会(AIPH)に認定された各国代表の参加による国際的園芸博覧会(A類)の開催を目指し、国際的なレベルでの園芸生産者の利益や園芸技術の向上を図る。
同博覧会は、2013年の間の6カ月程度を開催期間とし、国営昭和記念公園を含む周辺国有地(留保地を含む)や立川市と昭島市にまたがる立川飛行場跡地などを候補地としている。現時点でのテーマ案は「人類の共有する財産・美しい地球の創造」。世界各国の花や庭園文化の紹介、先進的花バイオ・緑化技術の紹介、地球環境問題などの国際シンポジウム、花・緑にまつわる文化の体験、花・ガーデニング商品、記念グッズの販売、花・緑をテーマとするコンサートなどが主な内容案となっており、期間中は約1,800万人の来場を見込む。
同博覧会事務局担当者は「来年度中に国際園芸家協会(AIPH)への立候補を行うために現在準備を進めている。博覧会の開催が認められれば、海外から著名な園芸家を招くなど国際的な博覧会を展開できるだけではなく、多摩地域の経済発展の一助にもなる。多摩地域に注目が集まるような博覧会を開催できれば」と話している。