立川駅南口で5月6日、500人の踊り手が参加する「立川フラメンコ2015」が開催される。
同駅南口のすずらん通り商店街が2002年、商店街活性イベントの1つとしてJRAウインズの屋内にステージを設けてフラメンコのライブを行ったのがきっかけ。立川出身のプロのフラメンコ舞踏家・堀江朋子さんと同商店街に付き合いがあることや、地元のフラメンコ愛好家のグループ「立川フラメンコ倶楽部(くらぶ)セビージャ」も参加したことから、現在のイベントに成長したという。第1回の2004年には路上でのパレードを行ったが、当時の参加者は10数人。第11回の昨年はフラメンコ参加者500人、観客数は2万人規模のイベントになった。
メーンイベントは、すずらん通りで行われる「セビジャーナス」。「セビジャーナス」はスペインのセビージャの春祭りでも踊られる民族舞踊曲で、今年も500人のバイレ(踊り手)が参加し、生演奏と生歌で繰り返し舞い踊る。口コミで多くの踊り手、ギター演奏者、カンテ(歌)が集まり、最近では大学生サークルや地方のサークルなど、広く一般の愛好家の参加も増えてきたという。
すずらん通りのステージの他、JRAウインズA館、アレアレアスタジオなどのステージフラメンコには15グループが参加。ライブハウス「BABEL」では、スペイン人プロダンサーによるフラメンコライブも行われる。
「本番前に、店の中などで生のフラメンコを披露する出前フラメンコなどで街を盛り上げてきた。5日にはJRAウインズA館で、飲食をしながらフラメンコを楽しむことができる前夜祭も行う。華やかな歌と踊りを楽しんでいただけたら」と同事務局の本郷さん。
開催時間は11時~16時30分。