国立駅南口にハンバーグとステーキの店「Ichi(イチ)」(国立市東1、TEL 042-501-0410)がオープンして4カ月が過ぎた。
店主の宮囿(みやぞの)直文さんは北海道のハンバーグ専門店で修業し、立地や物件、満開の桜に魅了され、国立でのオープンを決めたという。実際に店を開いてみると商店会の人々の優しさや客の質の高さに驚かされ、「この場所を選んでよかった」と宮囿さん。12月に変更した店名には「初心を忘れずに」との思いを込める。店内面積は15坪で、6卓22席。
メニューはハンバーグとステーキの2種類で、ハンバーグは、ライス付き(大盛は100円増し)で150グラム=1,100円(ランチのみ)、200グラム=1,260円、250グラム=1,570円、300グラム=1,890円。ステーキは「サガリ・カットステーキ」150グラム=1,260円、サーロイン250グラム=3,990円、ラムチョップ180グラム=1,770円(ラムチョップのみライス別)を用意する。ランチはサラダとドリンク付き。
同店で提供するハンバーグは、つなぎを使わない牛肉100%。「機械で焼く店もあるが、肉の状態は刻々と変化しているので機械に任せられない。手で焼くことを大切にしている」と宮囿さん。黒胡椒などのスパイスが利いた自家製デミグラスソースも好評で、「辛いけど癖になる。こんなハンバーグ食べたことない」という声が寄せられているという。「リピーターも多く、どんなお客さまも笑顔で帰っていかれるのが印象的で、励みになる」とも。
「炊きたてのおいしいご飯を食べてほしい」と、北海道の農家直送の米をこまめに炊いて提供する。ワインセラーを備え、ハウスワイン(グラス500円)をはじめ、同店のハンバーグに合うワインを酒屋と相談しながら揃える。エビスたる生(600円)、ギネス(500円)などビールやソフトドリンクも。
「お客さまが主役」との趣旨で装飾などは行わず、店主が白いペンキを塗ってシンプルに仕上げた。「サロンにいるようにゆったりと快適に過ごしてほしい」と席間は広めに。「10人までは一緒に座ることができ、赤ちゃん連れの方でもゆったりとしたスペースを使っていただけるので、大人数でもくつろいでいただけると思う」と宮囿さん。「たばごを吸う人と吸わない人の権利を守りたい」と、店内には定員4人の個室の喫煙ルームも。「女性一人のお客さまも多い。お一人でもご家族とでもいらしていただければ」と呼び掛ける。
営業時間は、11時30分~14時、17時~20時30分(以上ラストオーダー)。木曜定休。