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イケア立川で多様性を考えるイベント 地元企業、行動指針制定を機に開催へ

ワークショップで制作するバスソルト

ワークショップで制作するバスソルト

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 多様性について考えてもらうイベントが10月27日と11月16日、イケア立川(立川市緑町)で開催される。主催はシーズプレイス(錦町1)。

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 「サスティナビリティ・イベント~多様性って?DEI(ディー・イー・アイ)って?~」と題して開催される同イベント。DEIとは、Diversity(ダイバーシティー)=多様性とEquity(エクイティー)=
公平性、Inclusion(インクルージョン)=包括性の頭文字から成る略称で、組織や社会が多様性を尊重し、全ての人々を包摂的な環境で受け入れ、多様な人材を活躍させることを重要視する考え方を表す。

 同社は、10月にDEIガバナンスコードを制定し、行動指針の一つで地域の多様性をリードする存在であることを宣言。行動の一環としてイベントを開催しようと、イケア立川にイベントスペースの提供や参加者の特典に対する協賛を呼びかけた。同店ローカルマーケティング担当者の石井絵己さんは「同社とは以前からつながりがあり、地域の暮らしを良くするために協力し合ってきた。当店もサステナビリティー戦略を掲げており、多くの人に多様性を考えてもらうきっかけになればと協力することにした」と話す。

 10月27日には、同店1階のスモーランド前イベントスペースで、ワークショップ「レインボーバスソルト作り」を行う。バスソルトの色は、LGBTQのシンボルである「赤、オレンジ、黄、緑、青、紫」のレインボーカラー6色を用意。世界には虹のようにさまざまな人がいると訴える。

 11月16日には、同店2階のスウェーデンレストランで、参加型イベント「イケアで見つける、多様な暮らし」を行う。参加者には、店内の家具や商品の展示から気に入った物を選んでもらい、「どのような暮らしを楽しみたいか」を話し合ってもらう。参加特典として同店が提供するボール3種類(ミートボール・プラントボール・ベジボール)の食べ比べやクーポンなどを用意する。併せて、地域企業が取り組むDEIやスウェーデンのライフスタイルを紹介する。

 同社のDEI責任者を務めるくにたち男女共同参画ステーション「パラソル」(国立市北1)ステーション長の木山直子さんは「DEIや多様性という言葉を知らない人や、言葉だけは聞いたことがある人が、『自分に関係があるのか、どんなことにつながるのか』を共に考える場にしたい。楽しく考える企画なので、多くの人に参加してもらえれば」と呼びかける。

 ワークショップの開催時間は10時~15時。申し込み不要(先着120人)。参加型イベントの開催時間は10時30分~12時。定員40人。予約はホームページで受け付ける。

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