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立川 立飛駅に「マオリンク」 浅田真央さんの夢が実現

浅田真央さんと立飛ホールディングスの村山正道社長 桜の木が覗くサブリンクで

浅田真央さんと立飛ホールディングスの村山正道社長 桜の木が覗くサブリンクで

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 アイスリンク「MAO RINK TACHIKAWA TACHIHI(マオリンク立川立飛)」(立川市泉町)が11月11日、立飛駅東口にオープンする。

夜の「マオリンク」コンパルツリーの図柄が浮き上がる

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 プロスケーター浅田真央さんの名前を冠した同施設。国際規格のメインリンク(30メートル× 60メートル)とサブリンク(24メートル×40メートル)を備え、初心者やファミリー層からアスリートまで幅広く利用できるようにするほか、1000席を常設しアイスショーの開催を予定する。個人の名前が冠されたスケートリンクは日本で初めて。

 浅田さんが「マオリンクは長年の夢。スケーターの願いを全部詰め込こんだ世界一のリンク」と話す同施設。浅田さんが選んだアートが揺らめくエントランスには、コンパルソリーが描かれたじゅうたんが広がり、館内のサインには浅田さんのシルエットを施す。クラシカルなヨーロッパをイメージした施設外観には、金銀銅を配色し、「ここマオリンクで育った子どもたちが、将来、金銀銅をとれたら」と期待を込める。

 メインリンクは選手が競技に集中できるように黒をベースにした一方、サブリンクには壁面の半分にガラス窓を配し「選手時代は、朝から夜までずっと練習していて暗くなるまで外の景色が見られなかったけど、ここではスケートを滑りながら春には桜の花が見える。四季を感じてもらえたら」と思いを込めた。

 同事業は2021年、浅田さんが立飛ホールディングス(栄町6)を訪れ、プレゼンテーションを行ったのが始まり。2023年3月から、市内にスケートリンクを建設する「MAO RINK PROJECT」を協業で進めてきた。同社の村山正道社長は「担当者も苦労するくらいこだわりがあって大変だったけど、おかげでいいものができた。日本の宝のような真央さんのリンクから、子どもたちの未来や街のにぎわいにつながれば」と期待を込める。

 8日に行われたオープニングセレモニーでは、浅田さんのスペシャルパフォーマンスのほか、スケート教室が開かれ、市内の幼稚園児20人が参加した。園児のほとんどがスケートをするのは初めて。参加した6歳の楠茉凛花ちゃんは「すごく楽しかった。真央さんが声をかけてくれて、手をつなげてうれしかった。もっともっと上手になりたい」と笑顔を見せていた。

 営業時間は11時~17時30分。料金は、大人=1,800円・中学生以下=1,200円、貸し靴レンタル=600円、氷上そりレンタル20分=400円、ヘルメット=無料。

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