子育てイベント「紡ぐカフェ×子育てフェス@むさしむらやま」が12月8日、イオンモールむさし村山(武蔵村山市榎1)の臨時駐車場で開催される。主催は、子育て支援団体「あそビリぼー場(ば)!」、武蔵村山市緑が丘ふれあいセンター(緑が丘)、同市ボランティア・市民活動センター(学園4)。
あそビリぼー場!は2020年に発足。延べ2万人の臨床経験を持つ小児理学療法士の加藤未来(みく)さんが代表で、子どもの心と体を育成し、発達不安や育てづらさに対する解決のサポートを行っている。2022年からは、市協同事業提案制度の育成団体として「紡ぐカフェ」を開催。「家族にとって楽しいことと、ちょっとタメになること」をテーマに、「抱っこひも講座」「お口育てセミナー」「親子ヨガ」など、毎月子育てに関するさまざまな内容で、支援者と家族の交流イベントを行っている。
加藤さん自身も4人の子の母親であり、子育ての中で育てづらさや心配、行き詰まりを感じていたという。加藤さんは「忙しい育児の中で、わが子に合った支援や情報を選択する難しさを感じ、専門職の立場から子育て支援の整備や発信の場を設けたいと考え、今回のイベントを企画した」と話す。
イベントには子育て支援にまつわる計53団体が参加し、「体験・モノづくり・社会参加・SDGs・ネットワーク」の5本柱をテーマにブースを出店。キッチンカーの出店や活動紹介展示、熱気球の係留体験もある。作業療法士団体Roots(栃木県)による移動式遊び場では、遊びの中で気付きや子育てのヒントを伝えるブースを用意。医療専門職のボランティアも配置する。
そのほか、子育て支援団体ママトコによるビーズストラップ作り、バザー、音楽療法団体すまいるMusic Life Support(ミュージック・ライフ・サポート)による合奏体験、楽器作りワークショップ、介護・医療・福祉に携わる人のリラクゼーションケアを行う団体いろどりによるキッズネイル・親子ネイルなども。
加藤さんは「子育て中の人はもちろん、外出や社会参加にハードルのある障害児とその家族にも楽しんでもらいたい。子育て支援に興味がある人にも参加してもらい、交流を深めていただければ」と呼びかける。
開催時間は10時~15時。一部ワークショップは有料。現在、ボランティアを募集している。今月30日まで受け付ける。