クラフトビールのタップルーム「坂道ノース」(立川市曙町2)が12月30日、立川駅北口にオープンした。
同店は、立川駅南口にあるタップルーム兼クラフトビール醸造所「坂道ブルイング」(柴崎町)の2号店。場所は、立川駅北口から徒歩1分の立川郵便局前で、天然木を多用した内装は1号店同様、大工の長倉さんが手がけた。坂道ブルイングで醸造したクラフトビール各種を1パイント990円で提供。食べ物は自由に持ち込める。
店主は、イギリス出身のボイトン・マシューさんとアメリカ出身のダニエル・ベラミさん。2人は2020年3月にタップルーム1号店の「坂道ブルイング」をオープン。マシューさんは、日本でも有数のクラフトビール醸造所ベアード・ブルーイング(静岡県伊豆市)、石川酒造(福生市)でのビール醸造家としてのキャリアを持ち、外部の醸造所で造ったオリジナルレシピのビールを提供しながら、自社醸造の準備を進め、2023年1月に醸造所を併設した。もっと多くの人に立川産のビールを提供したいと、2号店のオープンを決めたという。
マシューさんは「開店当初はコロナ禍できつかったが、今では多くのお客さまが来てくれるようになった。しかし、まだサカミチのことを知らない人もいるので、最近盛り上がっている北口に出店し、より多くの人に私たちのビールを楽しんでいただければ」と話す。
1号店は駅から離れた立地にもかかわらず、連日にぎわう人気店。今年8月に2号店準備のために募ったクラウドファンディングでは、190人から目標額の233%に当たる349万5,000円の資金を集めた。12月27日から3日間開いたオープニングパーティーには、多くのファンが訪れて開店を喜び合った。
「内装工事に思ったより時間がかかったが、年内にオープンすることができた。サカミチのビールはクラッシャブル(=缶を握りつぶすように飲める意味)な飲みやすさが特徴。メード・イン・立川のビールを楽しんでいただければ」と来店を呼びかける。
営業時間は15時~23時。