国立の谷保天満宮(国立市谷保)は元日から初詣で客でにぎわいをみせ、三が日は15万人超が参拝に訪れたという。
東日本最古の天満宮で、湯島天神・亀戸天神と並ぶ関東三大天神である同天満宮は、「学業の神様」とうたわれる菅原道真を祭っていることから、近年は受験シーズンと相まり、多くの受験生らが合格祈願に訪れる。「今年も、合格祈願をされる若い方や親御さん、資格取得などの祈願をされる方が絵馬を掛ける姿をお見かけした」と宮司の津戸さん。
今月18日には、正月飾りやお守りをたき上げる「どんと焼き」を行うほか、25日には能筆家でもあった菅原道真にちなみ、書道の上達を始め学問を勧める勧学祭と、筆塚前のかがり火台で古くなった文具などをたき上げる「筆供養」の行事を行う。
「新年のお参りが落ち着く七草の頃を過ぎても、天満宮ならではの行事が続くので、引き続き多くの参拝者でにぎわうと予想している」(津戸さん)。