国立にクラシックカー・エコカー100台集結-国産車初の遠乗会100周年で

国産初のガソリン車であるタクリー号の模型

国産初のガソリン車であるタクリー号の模型

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 国立市観光まちづくり協会は12月7日、国立・谷保第三公園(国立市富士見台)で、クラシックカー・エコカーが一堂に集まるイベント「国産車初の遠乗会(とおのりかい)100周年イベント」を開催する。

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 イベントは、今から100年前、国立市の谷保天満宮を目的地として日本初のガソリン車遠乗会(ドライブツアー)が開かれたことを記念して行うもの。遠乗会は、「自動車の宮様」と呼ばれた有栖川宮威仁親王の先導のもと、第一生命保険の創業者・矢野恒太や大倉喜八郎(大倉財閥創始者)の息子・喜七郎など、財界の重鎮たちが参加。国産初のガソリン車であるタクリー号などに乗り込み、出発地点の日比谷公園から谷保天満宮まで甲州街道をドライブした。

 当日は、100年前を再現して日比谷から国立まで甲州街道をクラシックカー10台がドライブ。全国から愛好家自慢のクラシックカー100台を集め、谷保第三公園で車文字をつくり上空から撮影する。「そのほか、ケータリングカーも数台用意し料理を提供したり、自動車教習所からシートベルト体験ができる装置を用意したりする。見ても体験しても楽しいイベントを企画した」(国立市観光まちづくり協会の池田さん)。

 同イベントは東京都と同市のオリンピックムーブメント共同推進事業としても開催される。「現在招致活動を行っている2016年東京オリンピックは、小規模でコンパクトに開催することと環境を意識したオリンピックを実現しようとしている。このイベントもハイブリッドバスもクラシックカーとともにドライブするなど、環境に配慮した車も紹介するため、招致活動に賛同することになった」(同)。

 「この日は、国立市内がまるでモーターショー会場のようにしたいと考えている。レトロな車はもちろん、ハイブリッドカーなどの環境に優しい未来型の車もたくさん集まるのでぜひ多くの方に来場いただきたい」(同)とも。

 なお、現在クラシックカーとともに参加するオーナーを募集中。参加者には遠乗会100周年記念マグネットプレート、車文字100台 記念写真、谷保天満宮交通安全御守などを進呈するプレゼント。参加費は=5,000円。今月25日に締め切る。

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