
「第11回立川名画座通り映画祭」が9月1日~7日、立川市内3会場で開かれる。会場は「立川市柴崎学習館」(立川市柴崎町2)、「シネマシティ シネマ・ツー」「kino cinema(キノシネマ)立川高島屋S.C.館」(以上、曙町2)。
同映画祭は、かつて立川に10館あった映画館の中でもシンボル的存在だった名画座の名を冠して2015(平成27)年に始まった。商店街の有志が立ち上げ、立川市と地元の商店街の活性化と映画映像文化の発展の寄与を目的に柴崎学習館で行ってきた。昨年は10回目を記念して初めてシネマシティ シネマ・ツーで上映会を行い、今年はキノシネマも加わり3会場での上映が実現した。
今回は全国から寄せられた120作品の中から選ばれた54作品を上映。一般部門、立川市をテーマにした部門、スマホ部門の3部門に分かれ、ドラマ、ドキュメンタリー、アニメなど多彩なジャンルが並ぶ。併せて、観客も審査に参加できる「観客賞」を設ける。最終日にはシネマシティ シネマ・ツーで決勝進出10作品を上映し、グランプリをはじめ各部門賞、観客賞を発表する。
実行委員長の中村能己さんは「昨年は縦型の作品がグランプリに選ばれるなど、新しい表現が増えている。映画館の大スクリーンと音響で楽しみながら、出品者によるゲストトークでは作品の裏話も聞くことができて、より深く映画に親しんでいただけるのでは」と話す。
審査をした市内在住の映画監督、松本動さんは「今年もすてきな作品が多くて選出に悩んだ。毎日7本の作品が上映され、自分のお気に入りの作品がきっと見つかるはず。この中から未来を背負う映画監督が育っていくと思うので、新しい才能を見つけに足を運んでいただければ」と来場を呼びかける。
開催時間・会場は、1日・2日=20時~(シネマシティ シネマ・ツー)、3日・4日=20時~(キノシネマ立川高島屋S.C.館)、6日=12時30分~(柴崎学習館)、7日=20時~(シネマシティ シネマ・ツー)。入場料は500円(6日のみ無料)。