
ジャパンラグビーリーグワン主催の育成強化大会「リーグワンライジング2025」、クリタウォーターガッシュ昭島対日野レッドドルフィンズの試合が9月27日、栗田工業 昭島グラウンド(昭島市代官山2)で行われた。試合は21-14でクリタが勝利し、格上ディビジョン2所属の日野から白星を挙げた。
ラグビー「クリタウォーターガッシュ昭島」 格上・日野に地元で勝利
序盤からクリタはFW陣の押し込みで主導権を握り、テアレキ・ベンニコラス選手が先制トライ。その後もバックス陣がテンポ良く展開して川瀬大輝選手がトライし、14-14で前半を折り返した。後半は日野が反撃し一時は押し込まれる場面もあったが、シオネ・アフェムイ選手が逆転トライを決め、守備で粘り抜いて逃げ切った。会場には昭島市民を中心に900人以上が来場し、地元クラブの勝利を後押しした。
クリタウォーターガッシュ昭島は1962(昭和37)年、大阪で栗田工業ラグビー部として創部。1978(昭和53)年に東京へ拠点を移し、関東社会人リーグ1部、トップイースト、トップリーグを経て、現在はリーグワン・ディビジョン3に所属している。2018(平成30)年に昭島へ移転し、クラブ名にも「昭島」を冠した。以来、「昭島くじら祭り」など地域イベントにも積極的に参加し、地元とのつながりを深めている。
チームスタッフの服部航平さんは「昭島で行う数少ない試合で勝利し、ラグビーを初めて観戦する方や地域の方にチームを身近に感じてもらう良い機会になった」と振り返る。「12月に開幕するリーグワンの公式戦にも足を運んでいただければ」と呼びかける。