国立ファーム(国立市中)は6月から、同社ホームページ内で特集ページ「オモシロ百姓百選」を立ち上げた。
「わたしたちが出会う農家さんは個性あふれる方が多いのに、マスコミで取り上げられる農家さんはまだまだ面白さに欠けている。農業のイメージチェンジを図るため、既存の農業イメージとはギャップがある方たちにどんどん出ていってもらいたいと考え、このサイトを企画した」(同社広報担当の中野さん)。
「まさに農業界のタレント名鑑のような存在」という同サイトは、同社契約農家に限らず、面白いキャラクターの農家をスカウトして掲載する。「例えば、近々取材に行こうとしている大豆農家は、北海道で遺伝子組み換え大豆を作っている。『農業は化学だ』というのが持論でアメリカ方式の農業を実践していて、当社とは正反対の考え方をお持ちの方だが、それはそれで筋が通っていると考えているので、今後マスコミにもどんどん出ていただきたいと思い紹介することにした」と話す。
当面は週に2人ずつ掲載していき、今後掲載する農家を増やしていくという。そのほか、マスコミ関係者が目当ての農家をすぐ見つけられるように検索機能を付けたり、畑が360度見渡せる動画や農家インタビュー動画なども配信予定。
中野さんは「農業について・農家について知りたい方が訪れる、農業界でナンバーワンのサイトを目指す」と意欲をみせる。