ＪＲ東日本八王子支社では「中央線が好きだ」ポスターの新作（2009年度バージョンの第1弾）に「立川おはやし保存会」を起用し、7月27日から中央線新宿～高尾間の主要駅で掲出されている。

　同社では、JR中央線沿線のおすすめスポットを駅ポスターで紹介するなど、「中央線沿線価値向上プロモーション」を2007年より展開。昨年は一般からロケ地とポスター出演者を公募し「お客さま参加型ポスター」を作成した。「今年は、沿線自治体からもご協力をいただき、『中央線らしさの伝わるユニークなイベント・体験』をテーマに、ポスターをご覧になった方々が気軽に『参加したい』『体験したい』と感じていただけるポスターを作成する」（同社広報課の佐田さん）という。

　今回のポスターは、8月から9月にかけてJR中央線沿線で多くのお祭りが行なわれることから「中央線沿線の祭り」をテーマにした。今回起用された「立川おはやし保存会」は、郷土芸能の保存・普及・技術の向上・後継者の育成を図ることを目的として1988年に発足。8月に開催される「立川よいと祭り」「立川の夏・祭」などで活躍している。ポスターに掲載されたのは「錦東会」をはじめ、現在16もの囃子（はやし）連が所属。日ごろから伝統の技を競っている。

　今回のポスターでは、8月～9月にかけて開催される沿線の祭りのスケジュールもポスター下部に掲載。佐田さんは「地元の人たちが大切に守ってきた祭りを紹介して、沿線の方々に祭りに参加して体験していただきたい。そうしたお手伝いができれば」と話す。

　掲出は9月ごろまでを予定。