国分寺のカフェ「カフェスロー」(国分寺市東元町2、TEL042-401-8505)で6月19日、長編ドキュメンタリー映画「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映会が開催される。主催は6・19ミツバチ上映会実行委員会(NPO法人ポラン広場東京、TEL 0428-22-6821)。
同作品は、「ヒバクシャ 世界の終わりに」「六ヶ所村ラプソディー」に続き鎌仲ひとみ監督が手がけた長編ドキュメンタリー作品。山口県上関町の原発建設計画に向き合う祝島島民と、持続可能な社会を構築するために石油や原発エネルギーからの転換を図るスウェーデンの取り組みを一本の映画に描いた。
「原発予定地の対岸に浮かぶ祝島では、1000年も前から自然とともにある暮らしが続いており、島民は豊かな海を埋め立てる原発建設を阻止しようと28年も闘っている。予定地周辺には絶滅が危惧される多様な希少生物も生息している」(同NPO担当者)という。映画では「ここで生きていく」をテーマに、ヒジキ漁やビワ栽培などで生計を立て、原発計画に向き合う30代の島民男性の生活を軸に、バイオマスや波力発電など持続可能なエネルギー社会の構築を目指す外国の活動を呼応させ、エネルギーの未来をどうするのか問いかけていくというストーリーが展開される。
上映後、監督の鎌仲さんと祝島の氏本農園・氏本長一さんを招いてトークショーを開くほか、同店内で、DAYS JAPANフォトジャーナリストスクールの卒業生「D-light」による「祝島写真展」も同時開催する。
1日2回上映。1回目=上映13時~・トークショー15時~、2回目=上映16時30分~・トークショー18時30分~。各回定員70人(事前予約制)。料金は、大人=2,000円、学生=1,500円、高校生以下=1,000円(ワンドリンク付き)。申し込みは同NPOまたは同店まで。