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津田塾大で「女子視点の映画祭」-女子大生制作のドキュメンタリー映像も

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 津田塾大学(小平市津田町2)で10月7日・9日、「Girls Meet Documentary~女子が撮る、見せる、語る映画祭」が開催される。

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 同大学創立110周年記念企画の一環で、3年前に同大学に設置されたメディアスタディーズコースに所属する学生が制作したドキュメンタリー映像に、同大学の翻訳コースに所属する学生が英語字幕をつけた作品を上映する同イベント。「女子の視点で切り取る世界を発信し共有する」を目的に、ゲストとして海外から招いた女性映画監督の作品上映やトーク、国際シンポジウムも行う。

 7日には、12時30分から「映像による知の冒険、米国の女性が描く、多様な日本の女性たち」をテーマに、ジャンルを超えた映像で数々の賞を受賞している米国出身のシェリー・シルバー監督が手がけた「家を離れることについての37個の物語」を上映した後、13時30分からシルバーさんが講演を行う。18時からは「韓国の女性監督が祖国に見るもう一つの韓国と、そこに生きる女性たち」をテーマに、昨年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で受賞したキム・ドンリョン監督が手がけた「アメリカ通り」を上映し、その後キムさんによるプレゼンテーションとディスカッションが行われる。

 9日には、同大学千駄ヶ谷キャンパス(渋谷区)で9時30分から津田塾大生が制作したドキュメンタリー映像4本を上映。11時30分からはシルバーさんとキムさんの両監督と山形国際ドキュメンタリー映画祭事務局の藤岡朝子さんを交えて国際シンポジウムを行う。

 同大学4年の中村緑さんは「今はまだまだ男性が多い映像の世界だが、女子学生が作り上げたドキュメンタリー映像を通じて、ドキュメンタリー制作における女性の可能性について考えてもらいたい。そして国際教育にも力を入れている津田塾大生が主催するということで、国際観を取り入れたイベントにしたい」と話す。「ドキュメンタリー映像に興味がある方、ジェンダー問題に関心がある方、英語翻訳を勉強されている方など、多くの方にご来場いただきたい」とも。

 参加無料。事前申し込み不要。

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