国立ファーム(国立市中1、TEL 042-571-0831)が今年7月、地場野菜専門店「大根1/3本からお届けします」(立川市羽衣町2、TEL 042-525-3831)をオープンし、販売方法やサービスが話題を集めている。
同店は、立川市、国立市、国分寺市、武蔵村山市の有機・減農薬・減化学肥料に取り組む農家から、毎朝野菜をスタッフ自ら集荷し、販売するもの。商品は、近隣の農家から直接仕入れを行う朝採り野菜のため、「鮮度が高い」、「生産者が明らか」、「流通コストがかからず低価格」、などのメリットがあるほか、市場では規格外になる形の悪い野菜も、格安価格で店頭に並べる。
店舗面積は16坪。常時店頭に並ぶ野菜は約30種類だが、現在は一部地場産以外のものも含まれる。価格は「ナス5本入り=150円」などで、トマトなど目当ての品を求めて来店する利用客も多く、毎日完売する商品も。ごぼうのささがきなどの、野菜の下ごしらえや、量り売り、量の多少に関わらず宅配するなどの無料サービスも好評で、近くのスーパーで買い物をしている間に下ごしらえを頼まれることもあるという。
この季節の一番の人気商品は「特製かき氷」(150円)で、自家製のシロップに、ざく切りにした残り野菜や果物をつけたものを氷にかける。商品の残り具合によってメニューは替わるが、現在は「メロン」、「イチゴ」、「レモン」、「トマト」、「ショウガ」の5種類で、リピート率が最も高いのは、「ショウガ」だという。このほか、姉妹店の野菜レストラン、「農家の台所」(国立市東1、TEL 042-571-4831)で販売中の調味料・せんべいなどの加工品も販売している。
同社広報担当者は「野菜の下ごしらえや、宅配、量り売りなど、小さなお子様のいるご家庭や時間のない方、少人数家庭の方などに、利用していただきたい。間もなく、『残り野菜の漬物』も販売する予定」と話している。
営業時間は10時~21時。無休。