伊勢丹立川店（立川市曙町2）で3月30日から、「サクラモノ市」が開催される。

　同企画は同店移転10周年記念企画の一環。「春は新入学、新社会人、新生活などの季節で『おめでとう』という機会が多い季節。そんな季節に贈りたくなるような文具や生活用品が並ぶ企画を用意した」と同店担当の鈴木さん。

　ただ、同企画の準備を進めていたところに東日本大震災が起こったため、「中止もやむを得ないと思った」と鈴木さん。「震災のニュースを見ていると気持ちも暗くなり、私たちが明るいイベントを実施することで来店いただくお客さまに元気を与えられたらと考え、開催に踏み切った」という。

　企画は2期で構成する。1期は「新入学、新社会人に贈りたい立川、多摩エリアの文具と紙製品」をテーマに、かみの工作所（立川市）、つくし文具店、minna（以上国分寺市）、水縞、MUCU（以上、武蔵野市）、フルスイング（日の出町）、西本良太（青梅市）の各ブランドの商品をそろえる。「個人的にも、立川で働いていたにもかかわらず、身近にセンスが良く気の利いたすてきなものを作る人たちが多いことを知らなかった。立川周辺でこうした商品を作っている人たちがいるということを知って親しみを持ってもらえればうれしい」

続く2期では、「新生活、新居にふさわしい日本の良質な暮らしの日用品」をテーマに、かみの工作所、つくし文具店、minnaの商品のほか、KIME（北海道旭川市）、oji＆desigh（富山県富山市）、かみみの（岐阜県美濃市）、てぬコレ（静岡県浜松市）の商品もそろえる。

　「訪れた方々が明るい気持ちになれるように、ディスプレーも春らしく明るくする。個人的にも半年前から楽しみにしていた企画なので、ぜひ多くの方に足を運んでいただきたい」と鈴木さん。

　1期は4月5日まで。2期は4月6日～12日。開催時間は10時～20時（ただし、計画停電などで変更の場合あり）。な2日・9日にはオリジナルカード作りのワークショップも予定する。13時～15時。参加無料。申し込み不要。