ジャズピアニスト・小曽根真さん、一橋大で「ジャズ講座」-講義の一環で

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 一橋大学兼松講堂(国立市中2)で4月29日、ジャズピアニスト・小曽根真さんがジャズ講座を開く。

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 同大「芸術産業論」のゼミ生が企画した。芸術産業論は昨年4月、同大で初めて開講され、200人ほどの学生が受講した。講義や芸術創造の現場視察、実践プロジェクトへの取り組みを通じて、主体的に芸術の現場に参加するための知識やマニュアルを学び、日本の芸術産業のあり方について独創的な発想ができるようになることを目的に据える。美術班と音楽班に分かれて活動しており、音楽班は大学と国立市の文化資源を生かし、社会と音楽を結ぶ企画を実行する実践プロジェクトに取り組むことで、アート・イベントのマネジメントの初歩を体験的に学ぶことを目標に活動。1月にはバイオリニスト・和波たかよしさんとピアニスト・土屋美寧子さんの新春コンサートを企画・運営した。

 今回は、小曽根さんが行う国立音楽大学ジャズ専修レッスンを公開し、即興演奏を行う。小曽根さんは、バークリー音大ジャズ作・編曲科を首席で卒業し、米CBSと日本人初の専属契約を結び世界デビュー。人気・実力ともにトップ・ジャズ・プレーヤーとしての地位を築く。近年は、クラシックにも本格的に取り組み、国内外のオーケストラとの共演を重ねるほか、ラジオのパーソナリティーや、舞台音楽を手掛けるなど幅広く活躍。現在、井上ひさしの戯曲「日本人のへそ」の劇中音楽を担当するほか、ピアニスト役で出演も行っている。

「前半は普段はなかなか見ることができない『教授』としての小曽根さんの姿に触れていただく機会にし、後半は小曽根さんならではの楽しいジャズの世界を楽しんでいただければ」と同大4年の福本さん。

 当日、会場で東日本大震災の義援金も募る。「今回集まった義援金は何らかの形で被災地のために使いたい」と話す。

 開場15時、開演16時。入場無料。要予約。28日までホームページとファクスで受け付けている。

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