国土交通省相武国道事務所、荒川下流河川事務所、東京国道事務所は6月23日、昭和記念公園(立川市緑町)で災害対策用の機器の操作訓練を実施した。
同省の各事務所では、災害対策用の機器を配備している。「東日本大震災においても、直轄管理施設の災害復旧に加え、地方自治体の要請に基づき災害発生時の緊急対策及び復旧作業支援を目的とした応援派遣や災害対策機器の貸し出しを行い、全国各地で所有している排水ポンプ車などの災害対策用機器を派遣し、県や市町村への支援活動を実施している」(同省相武国道事務所計画課企画第一係長の田中さん)という。
当日は、国土交通省職員や災害時協力会社社員のほかに、災害発生時における自治体との円滑な支援や連携を図るため一部の関係自治体職員も、合計127名が訓練に参加。災害現場で情報収集、復旧作業の指揮等を行う「対策本部車」、災害現場での休息・仮眠用の「待機支援車」、大雨等の浸水時において河川にポンプ排水する「排水ポンプ車」、被災現場の夜間照明となる「照明車」、災害時において、通信手段を支援する装置である「Ku-SAT(衛星小型画像伝搬装置)」といった、東日本大震災でも支援活動を実施しているものと同型の災害対策用機器を使って、車両の設置及び操作・設営演習を行った。
「今後も災害発生時に迅速な復旧活動を行うため訓練は重視したい」と話す。