東京経済大学(国分寺市南町1)は7月、大学卒業後の就職を考える高校生向けのガイドブック「私の仕事を考えるキャリアブック あこがれ編集室」を発行した。
「高校生が大学選びをする際、就職に強い大学かどうかは重要な基準の一つ。高校でも生徒のキャリア形成やいわゆる『就活力』を育てることが求められている。こうした中で『仕事とは何か』『なぜ、働くのか』といったことを考え、高校生一人ひとりが自分に合った大学進学を見極めるヒントにしてほしいとガイドブックを発行した」と同大広報担当の田尻さん。
仕様はA5判36ページ。「なぜ、働くの?」「頭脳労働・肉体労働・感情労働」「売る仕事」「作る仕事」「調べる仕事」「業種って何?」など12章で構成。本文を企画・執筆したのは、コピーライター出身の博報堂生活総合研究所エグゼクティブフェローで、同大コミュニケーション学部教授の関沢英彦さん。関沢さんは「このガイドブックをきっかけに、高校生に『仕事を通して社会と関わりを持つ大切さ』を実感してもらえれば」と話す。
ガイドブックは、ウェブサイトで申し込んだ高校や高校生に無料で郵送するほか、同学のオープンキャンパスなどでも配布する。