陸上自衛隊立川駐屯地(立川市緑町5)で9月23日、「立川防災航空祭」が行われ約12,000人の市民が参加した。
「防災航空祭」は、立川駐屯地が広域防災基地の中にある自衛隊の駐屯地ということを背景に、警視庁や消防などの関係機関とも協力しながら、市民や周辺住民に対し防災意識の高揚を図ることを目的に1996年から開催されている。今年で9回目。
当日は、少年工科学校のドリルや警視庁の白バイ走行などが行われた後、駐屯地上空を編隊が飛行。メーンイベントは、災害時などの自衛隊活動を紹介した「災害派遣行動展示」や「空中機動展示」のほか、「UH-1中型ヘリコプター搭乗」や「CH-47大型ヘリコプター地上滑走」などの体験イベントも行われた。模擬売店やお祭り広場も駐屯地内に設けられ、家族連れなど幅広い層の市民が楽しみながら自衛隊活動や防災について意識できるイベントとなった。
広報担当者は「市民一人ひとりが防災に対する意識を高い状態で維持していただくことと、自衛隊と関連機関がいざというときにスムーズに連携が図れるように日々訓練していることを、この防災航空祭を通じて少しでも理解していただければ」と話している。