「多摩の木」触れ合いバスツアー開催へ-多摩産木材の地産地消目指す

昨年のツアーで森とふれあう参加者たち

昨年のツアーで森とふれあう参加者たち

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 TOKYO WOOD普及協会(小金井市前原町)は6月16日、「多摩の木ふれあいバスツアー」を開催する。

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 同協会は2009年3月に設立。多摩地域の工務店をはじめ、設計事務所、製材業者、プレカット建材事業者などで構成される。多摩資材を積極的に活用し多摩の森林の健全な木材生産サイクルと自然環境の維持に貢献することで地産地消を目指す。

 「東京の木(多摩産材)を知ってもらいたい」との思いから同ツアーを企画したと話すのは、同協会専務理事で小嶋工務店社長の小嶋さん。

 同ツアーでは、東京の山と林業の現状を見て触れて、環境問題から家造りまで学ぶ企画。当日は奥多摩の森林や多摩産材を使ったモデルハウスの見学をはじめ、製材所見学では柱ができあがる工程を見学する。昼食時には秋川の河原でバーベキューを予定。

 「現在、東京都で建築されている住宅のほとんどは外来材に依存。国産材のシェアが上昇してきた中でも多摩産材のシェアは1パーセントにも満たない。多摩産材の普及と東京都の林業および地域産業活性化を図っていきたい」と小嶋さん。同ツアーを通して「東京に住む方が地域の木材を使う重要性を伝えたい」とも。

 開催時間は9時~17時。参加は無料。詳細はTOKYO WOOD事務局まで。

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