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アミューたちかわで映画「降りてゆく生き方」-主催はひとりの女性から

映画「降りてゆく生き方」のワンシーンより。©降りてゆく生き方

映画「降りてゆく生き方」のワンシーンより。©降りてゆく生き方

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 立川市市民会館(アミューたちかわ 立川市錦町3)小ホールで7月29日、武田鉄矢さん主演の映画「降りてゆく生き方」の上映会が開催される。

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 自主上映のみで、DVD化やテレビ放映、インターネット配信などは一切行わない独特な上映形式にもかかわらず、国内外400地域で上映され10万人以上を動員、上映4年目のロングランとなっている同作品。主催者は立川で居酒屋「酒歩 たから」(柴崎町2)を営む岡村美奈さん。「たまたま新聞で映画のことを知り、面白そうだと思い見に行った。映画は素晴らしく、ぜひ地元・立川発信で上映したいと思った。自分で大きなイベントを開くのは初めてだが、やってみようと思った」という。

 同作品は、全国でまちづくりや地域づくり、環境活動などに取り組む200人以上への取材を通して制作されたオリジナルストーリー。ストーリーは非公表だが、現代社会と日本人の姿や問題点を描きながら、未来に向けて希望を見いだせる生き方を探る内容だという。岡村さんは「昨年の大震災と原発事故以降、いろいろ考えさせられた。日本は今、大事な転換期にきている。今までのように、経済を優先させていては、日本は駄目になるかもしれない」とし、「それでも日本と日本に住んでいる人々は、素晴らしいものをたくさん持っている。自然、人とのつながりを大事にする心、矜持(きょうじ)、誇り…。それらを大切にしていけば、世界の見本となるような、素晴らしい国になると思う。この映画は、大震災前に作られた映画だが、そのようなエッセンスがたくさんつまっていると思う」と話す。

 現在は準備に奔走する岡村さん。「私をサポートしようと知恵を絞ってくれる方、一生懸命応援してくれる方、たくさんの人に支えられ進めることができている。そういう人たちに囲まれている幸せ、感謝をあらためて実感できることが、この上映会を開催する最大の宝物だと感じている」という。

 「この作品をきっかけに、草の根運動的に、日本を良い方向へ向かわせる原動力になればいいなと思う。ぜひたくさんの方に見に来ていただければ」と岡村さん。「ぜひこれからの日本をかじ取りするような立場の人にも見ていただいて、素晴らしい日本へと、導いてもらいたい」とも。

 上映時間は、午後の部=13時30分~、夜の部=18時30分~。チケットは前売り=1,500円、当日=2,000円。前売りチケットの販売場所や申し込み方法はホームページで確認できる。

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