東京農工大学・府中キャンパス(府中市幸町)で6月に誕生した、アメリカンミニチュアホースの雄子馬の愛称が「カルヴァドス」に決まった。
同大では6月5日、アメリカンミニチュアホースの雄馬アップルサイダーと雌馬シナモンに第3子の雄馬が誕生し、学内外を対象に子馬の愛称を募集してきた。応募総数606件の中から、父馬の名前にちなみ、リンゴから作られるブランデー「カルヴァドス」を愛称に決定した。
誕生時、体高55センチメートル、体重10.5キログラムだった子馬は、生後3カ月が過ぎた現在、体高73センチメートル、体重42キログラムに成長。「生後2カ月を過ぎたころから、円馬場で母馬の後ろをついて走ることや、馴致(じゅんち)という引き馬などの運動、調教を行うための練習を始めた。初めは段差を怖がり、立ち往生することもあったが、今ではスムーズにできるようになった。日に日に自信をつけて、さまざまなものに興味を持ち、好奇心旺盛で勇敢な性格がうかがえる。一方では母馬から離れず、人間の子どもと同じようなかわいらしい一面も見受けられる」と同大ミニホースの会代表の高橋奈月子さん。
9月22日の同大馬術施設でお披露目会を開催。当日は「カルヴァドス」の名前を応募した代表者に記念品を贈呈。誰でも参加できる「ふれあい会」「写真撮影会」も行う。 「ミニチュアホースの親子がこれまで以上に地域の皆さまに愛される存在になるよう、多くの方々に参加いただきたい」とも。
開催時間は13時30分~15時30分。