国立に家具屋の作る賃貸住宅-築22年アパートの一室をリノベーション

きれいな水色のタイルにあわせ部屋の木製の建具類は青や水色に

きれいな水色のタイルにあわせ部屋の木製の建具類は青や水色に

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 国立駅北口の「ハウス国立III」(国立市北2)で6月21日から、リノベーションした賃貸住宅の入居者募集を兼ねた展示会が行われる。

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 築22年のアパートの一室を、オーダーメードで家具を制作する家具屋「家具工房 木とり」(立川市富士見町2)がリノベーションした同物件。「長年住んでいた住人の方が引っ越すことになり、その部屋の改修工事の話をいただいたことがきっかけ。同様な改装は個人邸やカフェ、飲食店では多く手掛けているが、賃貸住宅でこうした大規模なリノベーションをするのは大家さんの意思による部分が大きく、貴重な機会。今回で2件目となる」と「家具工房 木とり」の山上一郎さん。

 今回、展示会を開催するのは、同物件の102号室。オープンハウス形式で室内を公開するほか、木とり制作の家具の展示も行う。間取りは1K (35平方メートル)。「間取りこそ変えないものの、賃貸住宅の常識にとらわれない発想で、とにかく絵になる空間づくりを心掛けた」という室内は、壁、天井は全てしっくい、床は無垢(むく)のフローリング材を使用。透明感ある水色の手焼きタイルを出窓の天板に貼り、タイルに合わせ部屋の木製の建具類は青や水色にした。

 「特に見てほしいのはトイレと庭」と山上さん。「トイレは天井が半円形のかまぼこ型で、壁は土壁のような風合い。扉には小さな色ガラスをはめ込んでおり、そこから漏れる光もすてきだと思う。便利な位置に小棚がついているので、トイレでのんびり読書などもしていただける」。 また「庭にはテラコッタとスペインタイルを敷き詰め、隣家との境に白ペンキを塗った高さのある板塀を立てた。気候のいい時期にはテーブルや椅子を出して外で過ごすと気持ちいいと思う」

 「物件を探している方はもちろん、改装や新築をお考えの方や賃貸物件の大家さんなど、ぜひリノベーションした部屋を実際にご覧いただければ。ご縁のある方、お待ちしています」とも。

 開催時間は11時~18時。予約不要。問い合わせはライフワールド(TEL 042-575-2244)まで。今月23日まで。

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