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武蔵野美術大学で「13人のドイツ・コミック作家展」-貴重本や日本人作品も

「自転車ツアーのチェックリスト」マーヴィル 2008 © Der Tagesspiegel

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 武蔵野美術大学(小平市小川町1)美術館・図書館で9月2日から、「13人のドイツ・コミック作家展」が開催されている。主催は同大学と東京ドイツ文化センター(港区赤坂7)。

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 同展はアメリカ、ルーマニア、フィリピン、イギリス、タイ、日本では京都、奈良など世界各国を巡回したドイツのコミック作家による作品展。東京では初の開催となる。

 同展では、アメリカン・コミックやフランスのバンド・デシネなどの海外コミックと比較して、日本では紹介される機会があまりなかったドイツ・コミックを紹介。第二次世界大戦中のゾルゲ事件などをテーマにしたイザベル・クライツさんや、コンピューターグラフィックや木版画の技法などを組み合わせた作品を発表しているヘニング・ヴァーゲンブレットさん、日本の現代の漫画に強い影響を受けたクリスティーナ・プラカさんなどさまざまなタイプの若手を中心としたコミック作家13人を取り上げた巡回作品に加え、ドイツ・コミックの源流であるヴェルヘルム・ブッシュの貴重本の展示や、現在日本を中心に活躍しているアーティスト、デザイナーの中から特にコミック文化の影響を色濃く受けている作家として梅沢和木さんやタナカノリユキさんの作品の展示も行う。「新しく盛り上がり始めたドイツ・コミックの源流とコミック文化の未来を感じていただきたい」と同大学美術資料担当の宮原一郎さん。

 「ドイツ・コミックそのものはまだ認知度が高くないが、ドイツに興味のある方や漫画やコミックの好きな方など、どんな方がお越しになっても新しい発見がある展覧会だと思う。新しい文化に触れてみたいという方にぜひお越しいただければ」(宮原さん)。

 開催時間は10時~18時(土曜、特別開館日は17時閉館)。日曜・祝日休館(9月23日、10月27日、11月4日は特別開館日)。入館無料。11月16日まで。

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