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立川・石田倉庫でオープンアトリエ展-参加型ワークショップ多数開催

昨年のイベントの様子

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 立川の石田倉庫(立川市富士見町2)で11月23日・24日、オープンアトリエ展「石田倉庫のアートな2日間」が開催される。

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 石田倉庫は30年前、1人の芸大生が小麦粉倉庫の一部をアトリエとして借りたことがきっかけとなって、その後さまざまなジャンルの作家が集う制作の場となった。現在は、現代美術作家・金属作家・陶芸家など19人の作家がアトリエを構える。

 普段あまり見ることのできない芸術家のアトリエやモノ作りの場を公開する同展。作品の展示・実演を行い、昨年は約2000人が訪れた。10回目となる今回のテーマは「19人×あの手この手 てとてとて」。「参加アーティストや来場者、大家さんなど皆の手がつながって作るオープンアトリエにしたいという思いと、ワークショップや展示を子どもの『てとてと』した歩みのようにじっくり見て、アートに対する好奇心を深めてほしいという思いを込めた」と画家で同展広報担当の槇島さんは話す。

 初の女性リーダーとなった絵本作家の清水さんは、同展に向けて昭和郷第二保育園(昭島市)の子どもたちとワークショップを行った。「自分にはないアイデア、自由な描き方に委ねたら新しいものが見えてくるのではと思った。世界に入り込んで取り組んでくれた子どもたちの作品を大事に展示したい」。当日は子どもたちの作品をまとめ、あらためて構築する絵本を展示する。

 同倉庫メンバーで美術作家の宮坂さんと金属作家の高井さんのコラボレーション制作も進む。宮坂さんは「アート作品を実用的な物にするのは初の試み。高井さんとはイメージのキャッチボールをするよう意見交換しているが、やりたいようにさせてもらっている」、高井さんは「コラボレーションとは協力し構築することか、あるいは戦いに近いものなのか?共鳴し大きな波になれば大成功」と、それぞれ意気込みを見せる。

 ゲストには活版印刷「Bird Design Letterpress」(あきる野市)やギターユニット「gigu」のほか、帽子作家、写真家などあらゆるジャンルのアーティストが多数参加する。フードは「食堂marumi-ya」(錦町1)、「カフェ キュイッソン」(富士見町2)など6店が出店。来場者が描く絵をコラージュして作品を制作するなど参加型のワークショップも多数開催。

開催時間10時~17時。入場無料。

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