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立川の国際製菓専門学校、ドラマ「失恋ショコラティエ」に撮影協力

撮影用のチョコレートの制作の様子

撮影用のチョコレートの制作の様子

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 立川の国際製菓専門学校(立川市曙町1)が現在、放送中のテレビドラマ「失恋ショコラティエ」に撮影協力を行っている。

サエコさんのウエディングケーキ

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 水城せとなさん原作の同名コミックを安達奈緒子さんの脚本でテレビドラマ化し、今年1月からフジテレビ系列で放送している同作。チョコレート専門の職人、ショコラティエが主人公で、ドラマにおいてスイーツも重要な役割を果たす。同校はドラマに登場するスイーツ制作をはじめ、出演する俳優の技術指導も行う。昨年11月から始まった撮影協力は、同校実習課の実沢(さねざわ)良二さん、本郷竜次さんを中心に教職員約10人が対応する。

 同校が制作に関わったスイーツは、「(ドラマに登場する)店頭のショーケース内のショコラ、サエコのウエディングケーキ・バースデーケーキ、六道が爽太に送ったハートのケーキなど」と同校担当者。技術指導ではショコラティエ役の俳優に対し、チョコレートを溶かして固める際の温度調節であるテンパリング作業の指導、道具の持ち方や扱い方などの所作がプロに見えるようにアドバイスなどを行った。

 指導した本郷さんは「一般の視聴者だけでなく、プロの方がご覧になっても不自然に思われないような本格的な動きに見えるように心掛けた。(スイーツ制作に関しては)原作本により近いイメージで作る、アルコールを使わない、俳優さんの好みの味を配慮する、セリフが言いやすいように大きさ、硬さなど食べやすさに気をつけるなど、演技上の配慮をした」と話す。

 また、撮影に協力した感想を「11月から技術指導が始まったが、俳優の皆さんは撮影中にもさまざまな質問をされるなど、本当にとても熱心に取り組まれることに感動した」と振り返る。「スタッフの皆さんの『良いドラマを作ろう』という一切妥協のない真摯(しんし)な撮影現場に、学ぶところが大変多くあった」とも。

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