四季工房(福島県郡山市)は5月3日~6日の4日間、ハウジングワールド立川(立川市泉町)内の同社モデルハウス(TEL 0120-70-1655)でリフォーム相談会を開く。
同社は東京、埼玉、福島、宮城、栃木などで、国産材を使用し日本の伝統工法による注文住宅建築などを行っている。新築の建築実績は2000棟を超える。
同社では理想の木造住宅をつくるために、市販の木材ではなく、「冬期間の伐採」「葉枯らし乾燥」「天然乾燥」と、良質な木材に必要な工程を自社一貫生産で取り組んでいる。「天然乾燥をさせることで艶やかな材料に仕上がるばかりではなく、木の性質(呼吸、調湿効果)も十分生かせる。木は目で見て心癒やされるばかりでなく、機能として暮らしに快適さを与える材料。それらを十分発揮できる加工、製材をしている」と同社の吉田さん。通常の木の家の1.3~1.5倍の木材を使用し、大工が手刻みする伝統軸組工法により強さと耐久性を実現しているという。
「当社は福島を中心とした東北では認知が進んでいる。3.11の震災の際も地盤、津波の影響以外での半壊、全壊はなかった。これは伝統工法、手刻みができる大工さんの技術の結晶」と吉田さん。伝統工法の家作りを後世に継承していくため、若手大工棟梁(とうりょう)の育成にも力を入れているという。
「立川のモデルハウスでは先人の知恵である、庇(ひさし)を長くし夏の日差しを遮り、冬の低い採光を室内に取り入れるような機能も持たせている。リフォームでも当社の家づくりを再現するために、構造捕強、断熱性、国産ムク材、自然素材をメーンに住まいづくりを提案していく。柱や梁(はり)を入れ替える大規模改修や、間取りの大幅な変更を得意としているのでご相談いただければ」とも。
リフォーム相談会の開催時間は10時~17時。要予約。