タツノコプロ「ヤッターマン」復活-世界観そのままにエピソード一新

(C)タツノコプロ

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 タツノコプロ(東京都国分寺市南町3)が制作を手がけるアニメ「ヤッターマン」が来年1月14日から、読売テレビ・日本テレビ系列29ネットで復活する。

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 タツノコプロは1962年の会社設立以来、「宇宙エース」(1965年)を皮切りに「マッハGOGOGO」「いなかっぺ大将」「みなしごハッチ」「科学忍者隊ガッチャマン」「タイムボカンシリーズ」など数多くの人気アニメを世に送り出してきた。

 同作品は1977年~1979年に「タイムボカンシリーズ」の2作目として放映された人気アニメで、平均視聴率は20.3%と、同社作品中で最も高い数字を残した。泥棒の神様「ドクロベエ」の司令を受けた大悪党の三人組と、正義の味方「ヤッターマン」との戦いが描かれた作品で、子どもにも分かりやすい勧善懲悪の1話完結ストーリー。ヒーローに変身する男女ペアの主人公をはじめ、「ドクロ雲」など、シリーズを象徴することになる要素のほとんどが本作品から誕生し、国民的人気を博した。

 今回復活する同作品では、オリジナルの世界観はそのままに毎回のエピソードは一新、すべて書き下ろしとなる予定。現実の世界で起きているブームや時事ネタのパロディなどの要素を盛り込み、より遊び心溢れる作品として登場する。旧作のイメージをできるだけ崩さず、親にとっては懐かしく、子どもにとっては新鮮な、それぞれの世代に違和感のない作品作りが特徴。旧作でたびたび登場した「お色気シーン」の衣装は今の時代にマッチした、よりスタイリッシュな衣装に変更され、「ビックリドッキリメカ」も、毎回違ったものが全話登場するという。

 主人公の声優は、「ガンちゃん」(=ヤッターマン1号)を吉野裕行さん、「アイちゃん」(=ヤッターマン2号)を伊藤静さん、「サイコロ型ロボのオモッチャマ」をたかはし智秋さんらで一新し、ナレーションは山寺宏一さんが、敵役の「ドロンジョ」「ボヤッキー」「トンズラー」「ドクロベエ」はオリジナル版と同じ声優が務める。

 同社では、「長くタイムボカンシリーズに関わっている笹川ひろし総監督からは、『「ヤッターマン」は思い出深い作品で、今回の復活をとても喜んでいる』と聞いている。今回のシリーズで、もう一度、子どもたちにアニメの楽しさや喜びを伝えることができれば」と話している。

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