国分寺市の本多公民館で6月21日、コートジボワール出身のパーカッショニスト、オズワルド・コアメさんが「サマーライブ 全てのものが音になる」を開く。主催は障がい当事者が運営するNPO法人「KPSZホッとライン」(国分寺市本町2、TEL 042-323-0037)。
同法人は、施設から出て自立生活を営む重度の障がいを持つ青木孝夫さん・優子さん夫婦が創設。2007年にNPOとなり、現在は国立、立川、国分寺、三鷹在住の在宅障がい者へのヘルパー派遣を主に行っている。
オズワルド・コアメさんはアフリカの伝統的な打楽器のコンガ、ジャンベ、トゥンバ、ウドゥのほか、水・米・木の葉・砂など自然の中にある素材や日常生活用品などを使い楽器として演奏する 。スティービーワンダー、アルファブロンディなどとの共演実績も。 現在、国立市内で子どもたちにパーカッションを教えるほか、各地でライブ活動を行っている
「当団体のメンバーがオズワルドさんと知り合いで、障がいを持つ人たちの助けがしたいと言われたことがライブ開催のきっかけ。アフリカでミュージックセラピーをやって、多くの人を元気にしてきたということでセラピーを含めた企画が持ち上がった」と同NPOの本宮さん。
当日はギター、ベース、サクソホン、ピアノで構成されたバンドのライブのほかに、ミュージックセラピーやワークショップも行う。ワークショップは当日身の回りにあるシャープペンやストロー、バッグのファスナーなどを使って音楽演奏に全員が加われるようにする。「音楽を通じて、障がいを持つ人、持たない人が楽しみながら出会える場を提供したい。今回の出会いをきっかけに、障がいを持って生活する人と共に歩んでくれる仲間を地域に広げたい」と本宮さん。
14時30分開場、15時開演。入場無料。予約の詳細はホームページで確認できる。