立川駅北口周辺に7月1日から、日本ファルコム(立川市曙町2)が発売するゲームソフト「英雄伝説 閃の軌跡II」のキャラクターとサブカルイベント「立川あにきゃん」のロゴがデザインされたバナーフラッグの掲出が始まった。同社と立川の「あけぼの商店街振興組合」「立川北口駅前大通り商店会」「柳通り商店会」で組織する「立川あにきゃん実行委員会」とのコラボによるもの。
日本ファルコムは1981(昭和56)年に立川市で創業し、現在も市内に本社を置く老舗ゲームメーカー。代表作には今年誕生10周年を迎えるストーリーRPG「軌跡」シリーズやアクションRPG「イース」シリーズなどがあり、海外でも高い人気を誇る。
「同社はゲーム業界、ゲームファンの間では有名だが、立川に本社を置くことは意外と知られていない。立川つながりを契機にファルコムブランドの力をお借りし、立川がサブカル文化を応援している姿勢を見せたいと考えた」と立川観光協会副会長の岩崎太郎さん。
同社広報担当者は「立川に本社を置くということで、『立川あにきゃん』の後援など地域振興活動をされている立川観光協会から声を掛けていただいたのが最初のきっかけ。立川を盛り上げていくためにお役に立てるのであればぜひにということで、バナーフラッグ掲出をすることになった」と話す。
フラッグに描かれているのは、今年9月に同社から発売予定の PS3/PSVita最新作「英雄伝説 閃の軌跡II」のキャラクター16人。フラッグは8種類あり、10月に立川で行われるサブカルイベント「立川あにきゃん」のロゴと共に、裏表に異なるキャラクターが描かれる。設置場所は、立川駅北口周辺の北口大通り、ピタゴラス通り、銀座通り、サンサンロードなど。
「実際に掲出されたフラッグを見て、かなり目立っていると感じた。取引先の方が打ち合わせに来社された際もすぐに見つけていただき、びっくりしたと言っていただいた。弊社の所在地が立川にあることは一般の方にはほとんど知られていないが、フラッグを見て弊社の作品、そして『立川あにきゃん』に興味をもっていただけたら」と同社広報担当者。
岩崎さんは「信頼関係を築きながら、相互に利益となる活動につなげていければ。このような活動を通して立川への注目度を上げ、来訪者を増やしていきたい」と意欲を見せる。
掲出は8月中旬までの予定。