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立川で「東日本大震災を忘れない」-写真展や映画上映、当時の話を聞く機会も

写真家・菊地和子さんの撮影した写真。2011年7月から毎月岩手県釜石市へ通い、震災後の状況を撮影してきた。

写真家・菊地和子さんの撮影した写真。2011年7月から毎月岩手県釜石市へ通い、震災後の状況を撮影してきた。

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 立川市生涯学習推進センターと市民ボランティア団体「市民推進委員会」は3月10日から、「東日本大震災を忘れない-さまざまな視点から-」を開催する。

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 「東日本大震災のことを忘れないよう、また多くの方に興味を持っていただきたいと思い、さまざまな観点から企画を立てた」(柴崎学習館の加藤倫子さん)という同イベント。柴崎学習館(立川市柴崎町2、TEL 042-524-2773)を中心に、錦学習館(錦町3)、西砂学習館(西砂町6)で5つの企画を展開する。

 柴崎学習館で行われる企画は4つ。写真展「葉脈の街に明日を探して」(3月10日~17日)では、2011年7月から毎月岩手県釜石市へ通い震災後の状況を撮影し、2冊の写真集を発行した写真家・菊地和子さんの写真から東日本大震災について考える。14日には菊地さんを迎え、写真を見ながら当時の状況などの話を聞く「スライドトークショー」も行う(定員50人、事前申込制)。

 12日には、福島県を中心に被災した障がい者とそこに関わる人々の証言をまとめたドキュメンタリー「逃げ遅れる人々」の上映会を開く。上映は午前(10時30分~11時45分)、午後(14時~15時45分)の2回。午後の回では同映画に出演している鶴園誠さんをゲストに迎え、話を聞く機会を設ける(各回定員30人、事前申込制)。

 13日には、明かりのない夜を親子で体験する「親子暗闇ナイト」(定員親子15組、食事材料費=300円、事前申込制)、15日には、フリージャーナリスト・片野勧さんに取材に歩いた各地の様子を聞く「『8.15戦災と3.11震災』ジャーナリスト片野勧さんに聞く」(定員50人、事前申込制)を開催する。

 錦学習館(3月17日~22日)と西砂学習館(3月24日~30日)では、写真展「津波 宮古市の被災記録と復興への一歩」を行う。

 「3月11日当日は、自宅で家族と話し合うなどする時間に費やしていただけるようイベントは行わない。期間中、時間が取れる時に足を運んで、思いをはせていただければ。どなたでも参加していただけるよう、可能な限り参加者を限定しないように企画したつもり」と加藤さん。

 開催時間はイベントにより異なる。参加申し込みは、柴崎学習館で電話、ファクス、メールで受け付ける。

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