東京経済大学のボランティアサークル、消防署から感謝状

国分寺消防署から感謝状を贈られた東京経済大学のボランティアサークル「Rescues」(レスキューズ)のメンバー

国分寺消防署から感謝状を贈られた東京経済大学のボランティアサークル「Rescues」(レスキューズ)のメンバー

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 東京経済大学(国分寺市南町1)のボランティアサークル「Rescues」(レスキューズ)に3月18日、これまでの活動と功績に対する感謝状が国分寺消防署長から贈られた。

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 同サークルは、東日本大震災の復興支援ボランティアを経験した学生や、被災地での消防士の活動に感動したという学生、消防士や警察官を志す学生らによって2013年11月に結成。都内初の消防署と連携した学生団体として活動してきた。メンバーたちは東京消防庁の「災害時支援ボランティア」として登録。消防署主催の訓練などに継続的に参加して経験を積んでおり、大規模災害発生時には、近隣の消防署や避難所に駆け付けて救助活動や傷病者の手当てに当たることにしているという。

 昨年3月には復興庁の要請で、東北学院大学土樋キャンパス(仙台市)で、全国から集まった学生を前に講演。11月には国分寺市制50周年を記念して行われた「防災フェスタ in 国分寺」に運営スタッフとして参加し、子どもたちが参加する防災体験プログラムなどのサポートを行った。

 「さまざまな訓練に参加して防災や減災について学んでいるうちに、若いうちから防災に対して関心を持つことは、今後家庭を持った時や就職先の職場など、自分のこれからの人生に必ず生きてくるということを強く感じた。活動が今回のように評価していただけて大変うれしい」と経営学部4年生の星慶太さん。

 「サークルの最大の目標は同世代の学生に活動を知ってもらい、防災訓練の参加率を上げていくこと。学生のうちから防災に関心を持つことは多くないと思うので、活動のさらなる広報や訓練参加の呼び掛けなどが必要だと思う」と星さん。

 今年卒業するメンバー10人のうち星さんをはじめ6人は、4月から消防士としての道を歩むという。

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