国立の大石会計事務所(国立市東1、TEL 042-574-3900)で毎月第1・第3月曜に、「くにたち論語塾」が開かれている。
講師を務めるのは安岡定子さん。陽明学者・安岡正篤さんの次男・正泰さんの長女で、安岡活学塾の講師として「銀座・寺子屋こども論語塾」「銀座・おとな論語塾」など、全国各地で論語の講義を行っている。著書に「心を育てる こども論語塾」(ポプラ社)、「はじめての論語 素読して活(い)かす孔子の知恵」(講談社)、「素顔の安岡正篤 わが祖父との想(おも)い出の日々」(PHP研究所)などがある。
安岡さんが上野の東京松屋(台東区)で開講している論語教室に2010年から1年間通っていた同会計事務所・代表社員の大石豊司さん。「当時、地元で論語を学びたいと思い探したが、残念ながら多摩地区で学べる教室がなかった。できることならこの学びを当社の社員にも、そして地域の方にも経験してもらえたらと思い、安岡先生に無理を申し上げて国立までお越しいただくことになった」と振り返る。
2011年からスタートし、5年目となった同塾。現在は論語500章を読み終え、2周目に入った。参加者の職業は、会社経営者、サラリーマン、主婦、学生などさまざま。年齢層は40代以上が多く、性別は男女半々くらいだという。
今年最初の同塾の開催は1月25日。当日は、参加者が論語を声に出して素読(そどく)を行った後、安岡さんが解説をしていく。「論語だけでなく、歴史や文学の話もしてくださる。安岡先生の言葉には重みがあるが、決して堅苦しさはない。むしろ癒やされながら受講している方も多いのでは」と大石さん。
「老若男女問わず参加いただける。論語を学ぶことで人生を豊かにしていただければ」と参加を呼び掛ける。
開催時間は18時30分~20時。定員40人。参加費は、一般=1,500円、学生=1,000円(初回参加時のみテキスト代=1,600円がかかる)。2月以降は、第1、第3月曜に開講(祝日の場合は休講)。問い合わせ・申し込みは、電話かホームページの問い合わせフォームで大石会計事務所まで。