立川駅南口のカフェ「penta merone（ペンタメローネ）」（立川市錦町1、TEL 042-529-5221）のギャラリースペースで7月21日、「幽霊画展」が始まった。

　今回、初めての開催となる同展。同店店長の高井泉さんは、「自分が好きなこともあって、ツイッター上でホラーを愛好する方たちと交流があり、一度何かの形でホラーに関係する展示を行ってみたいと思っていた。今回、ホラー漫画試し読みサイト『恐ろし屋』を主宰されているホラー漫画家の外薗昌也先生にもご協力いただき、開催にこぎ着けることができた」と話す。

　同展では、「幽霊画」をテーマに、甘木泉さん、雨車夏さん、界賀邑里さん、沙さ綺ゆがみさん、しちみ楼さん、里見有さん、美輪さん、山下昇平さんら8人の作品、計22点を展示する。出展作品のほとんどが描き下ろしで、「北は青森から南は宮崎まで他県からの出展もあり、喫茶店としてはなかなか面白いことができたのではないかと思う」と高井さん。

　会期中は、ポストカードや同展の展示作品が表紙に使われている怪談本などの販売も予定する。

　「ホラーというジャンルは敬遠されがちだが、Ｊホラーブームをはじめとして、社会の中で徐々に市民権を得つつあるように思う。グロテスクな表現などを目的とした展示は他にもあるが、本展ではあまり耐性がない方でも楽しんでいただけるものが集まったと思う。これを機会にホラーというジャンルに親しんでみていただければ」と来場を呼び掛ける。

　営業時間は11時～19時。水曜定休・火曜不定休。入場無料、ワンオーダー制。8月16日まで。