「東京にしがわ大学」が多摩地区で、「キャンパスツアー2017」を開催する。
「東京にしがわ大学(にわ大)」は学校法人の大学ではなく、多摩地域をフィールドに興味でつながる「新しいコミュニティー」を支援し、「自分らしく過ごせる時間」を大切にしようと2010年に設立されたネットワーク。学生登録数は約3500人(2017年1月現在)。
キャンパスツアーは「みんなで まちを歩いて 発見する」をテーマにこれまでに3回(2013年・2014年・2016年)開催。今回のツアーを取りまとめるにわ大運営メンバーの保坂三仁さんは「ツアーで初めて歩いた場所でも、同じ『にしがわ』だからか懐かしい気持ちになった。ふとした時に、またあの町に行きたいと思い出す。今回も参加者が同じように感じてくれれば」と話す。キャンパスツアーは学生登録をしなくても参加できる。
今年のキーワードは「にしがわを食べよう!」。広域立川圏での開催で現在募集中なのは、5コース。5月13日の「新しい町を歩き、古き酒場に寄る」は測量土木関係の自営業を営む松井信雄さんが案内する。昭島市内の立川基地跡地に開通した道路を歩き、工事概要や利用計画などを解説。終了後、東中神の焼き鳥店で青梅線の食を楽しむ3時間のツアー。
5月20日の「農家訪問と健康食を摂ろう!in 東村山」を案内する軽部孝夫さんは「健康食を実践する『くまの食堂』の店主から食事の大切さについて熱いお話を伺い、皆さんにも健康食の味わいを体験してほしいと思い企画した」と話す。
5月17日・24日・31日の「国分寺ぶんぶんツアー by 胡桃堂喫茶店 坂本~国分寺ならではを堪能しよう!~」を案内するのは、胡桃堂喫茶店のスタッフでもある坂本浩史朗さん。坂本さんは「国分寺唯一の茶園『松本園』は栽培・製造加工・販売を行う全国でも珍しい茶園。鮮度がとてもよい上に、この時期は茶葉が新茶のため普段よりもとてもおいしい。地元の人もあまり知らない穴場的なカフェに立ち寄り、江戸から300年続く国分寺野菜(こくベジ)も買える」と話す(飲食や購入は自由)。
保坂さんは「『にしがわ』の町を少し歩けばこだわりの食を作り上げる店や農場、食品の工場などがたくさんある。ツアーに参加して『にしがわ』をさらにかみ締めて味わっていただければ。気軽に参加して、地域との出会いを楽しんでいただければ」と呼び掛ける。
参加には保険代30円が必要(飲食代、交通費などは実費負担)。申し込みはホームページで受け付ける。