国立デザインセンター(国立市中1)は現在、グラフィック・クラフト・プロダクト・建築の4つのジャンルで計32人のクリエーターが参加する企画展「8×4シリーズ展2007」を開催している。5月20日まで。
同展では、各ジャンルごとに8人のクリエーターが参加する小さな展覧会を4週間ずつ、4企画で開催しているもので、現在は3企画目となる「ひかりものにも展」を開催中。
国立デザインセンターは、国立に縁のあるクリエーターが集まり、2005年に発足した。これまで、建築家、デザイナー、プロデューサー、ディレクター、編集者などが共同で「デザイン展覧会プロジェクト」「国立ラジオプロジェクト」「国立映画館プロジェクト」など、さまざまな参加型プロジェクトを立ち上げてきた。
会場は、同センターが主催する「国立本店BOOK&CAFÉ」(国立市中1、TEL042-575-9428)デ、中央線24駅を拠点に、建築家、デザイナー、編集者らを結ぶ「中央線デザイン倶楽部」の活動拠点のひとつでもある。
「ひかりものにも展―8つの物体がひかりだす時にはじまる物語」(プロダクト/照明モノ)は、「どのように光をまとうことができるのか」がテーマ。日ごろからモノのあり方を考え続けるプロダクトデザイナーが「照明器具のような照明器具でないような」モノを提案するという。
参加するのは、In Design(プロダクトユニット)、フルスイング(家具デザイン・制作)、山口 諭さん(デザイナー)、パスキーデザイン(インダストリアルデザインユニット)、梶本 博司さん(プロダクトデザイナー)、藤田 寿伸さん(デザイナー)、caro(プロダクトデザインユニット)、倉澤 和幹さん(プロダクトデザイナー)。「ひかりものにも展」は4月22日まで。
同展ではこれまで、グラフィック/手拭い「てぬぐいいろいろ展」、クラフト/身につけるモノ「みにくらふと展」が開催され、最終には建築/住宅「住まいとともに展」が予定されている。