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立川北口のラーメン店「丸幸」 惜しまれつつ閉店へ

丸幸ラーメン(並)550円。

丸幸ラーメン(並)550円。

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 立川駅北口、緑川通り沿いに店を構えるラーメン店「丸幸」(立川市曙町2)が12月30日、閉店する。

立川北口のラーメン店「丸幸」 惜しまれつつ閉店へ

 1995(平成7)年、立川の本店に続き武蔵境にも出店した「丸幸」。しょうゆベースの鶏ガラスープにやや縮れた細麺、バラチャーシュー、メンマ、のり、刻み玉ネギをのせた「八王子系」ラーメン(並)は1杯550円。好みでネギやチャーシュー、メンマを追加できるほか、魚沼産コシヒカリのライスを提供するが、基本となるラーメンはこの1種類のみ。

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 店主の蒲谷友幸さんは、日野市出身。若い頃に立川市内の飲食店などで勤めたあと、当時「伝説の八王子ラーメン」と呼ばれていた店で修業したという。「自家製の卵麺は乳化剤などを一切使わず、必要な分だけを手作りしている。麺を2回熟成させたり3種類の昆布からダシを取ったりするほか、玉ネギを刻むだけで6時間と手間もかかるが、毎日丁寧に作っている。後を継いだ2代目の息子は元々フレンチ出身。うちは仕事がきれいなんですよ」と話す。

 12月に入り、「建物老朽化により今月30日を持ちまして閉店させていただきます」と書いた貼り紙張り紙を掲出すると、来店客が普段の倍以上に急増。11時30分の開店と同時に来客がひっきりなしに訪れるため、仕込みに追われているという。「リーマンショックが起こる前はこの辺りにもっと会社があり、夜中まで客足が途絶えないほど繁盛していた」と蒲谷さん。ここ10年は近所の固定のお客さんだけになっていたが、閉店が決まってからはまた大忙しだね」と振り返る。

 月1~2回のペースで通っていたという男性客は「スープ、麺、具のバランスが素晴らしく、何度も食べたくなる。常連になった初めてのラーメン店なので閉店はとても残念」と話す。「24年間のご愛顧ありがとうございました。武蔵境店は通常通り営業を続けるので、ぜひそちらにお越しいただければ」と呼び掛ける蒲谷さん。「いつか良い機会があれば、立川でまた店を再開したい」とも。

 営業時間は28日まで=11時30分~23時。29日=17時、30日=19時閉店。

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