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多摩信金本店・本部が立川の新街区に移転オープン 美術館も併設

たましん本店と美術館、右手はGREEN SPRINGSのサウスゲート

たましん本店と美術館、右手はGREEN SPRINGSのサウスゲート

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 多摩信用金庫の本店・本部が5月18日、立川駅北側の新街区「GREEN SPRINGS」(立川市緑町3)内に移転オープンした。建物1階には美術館を併設する。

オープニングセレモニーでのテープカットの様子

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 新本店は鉄骨地上9階建て、延べ床面積約9330平方メートル。1階に貸金庫、ATM、「たましん美術館」、屋内駐車場、2階に本店ロビー、「すまいるプラザ」、3階には事業支援施設の「Winセンター」、4~9階は本部機能を備える。建物内には多摩産材をふんだんに使い、地域の環境保全にも配慮しているという。

 本店窓口の全てのカウンターにタブレット端末を設置し申込書記入時の負担軽減を図るほか、スタンディング式のカウンターも導入するなど、新店ならではの新しいサービスにも工夫を凝らす。

 これまで曙町の3カ所に分かれていた本店、Winセンター、本部機能を新本店に移転集約したことで、「地域、事業者、個人のお客さまと一体となって多摩地域の課題解決をしていくランドマークになれれば。本部ではフリーアドレスやペーパーレス化を進めるなど、効率的で新しい働き方にも対応している」と同金庫経営戦略室長の渋谷さんは話す。

 たましん美術館は、多摩地域の芸術・文化の振興や地域のにぎわい創出のために「たましん御岳美術館」から移転し、オープンから2~3年は同金庫のコレクションを中心に展示を予定。入館料は通常一般500円。5月18日から予定していた開館記念展は、緊急事態宣言を受け延期されているが、本店ロビー横の新街区に面した「たましん本店地域貢献スペース」のギャラリーは誰でも無料で見ることができる。現在は多摩地域の美術大学による作品を展示している。

 1974(昭和49)年に建てられた曙町の旧本店・本部ビルは耐震工事などを行い、用途は未定ながら今後も活用していく予定。

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