立川市市民会館(アミューたちかわ)(立川市錦町3、TEL 042-526-1312)で9月7日、「立川おとなバンドフェスティバル2008」が開催される。
同イベントは、市民団体・立川ストリート市民会議(通称まちおん)、FM立川、立川市地域文化振興財団で構成された「立川おとなバンドフェスティバル実行委員会」が主催となり、立川市と協働で開催するもの。
同団体はこれまでも、立川駅前で路上ライブを行うストリートミュージシャンたちの活動を支援し、定期的にライブイベントを開催してきたが、対象となるのは20代の若者たちが多かった。しかし活動を続けるうちに、路上やイベント会場で年齢層の高い観客が多く見受けられただけでなく、出演者の中に中高年のメンバーが増加したことを考慮し、メンバーが40歳以上であるという応募条件で今回のイベント開催を決定したという。
代表の鈴木さんは、「音楽活動をしている中高年以上の方は、路上で気軽にライブ活動できる若者たちに比べて、自分たちの演奏を発表する場が少ないというのが現状。ライブハウスやスタジオで演奏する以上の発表の場を希望している人も多く、大人が楽しめる音楽イベントを企画すべきだと強く感じた」と話す。
出演は、応募のあった計20組のうち、選考された9組のバンド。合気道会のメンバーで構成され、「四十肩」からバンド名をつけたという「40ショルダー」はフォークとポップス中心の選曲。メンバー全員が子持ちの働き盛りで、週末のバンド活動を楽しみに日々の激務を乗り切っているという「Saturday Silence」は、子持ち下級管理職の悲哀を歌った「残業ブルース」というオリジナル曲を作曲するなど、それぞれユニークなバンドが多く、約20分の持ち時間の中で、ビートルズのカバーから60年代フォークソング、オリジナル曲まで、さまざまな楽曲を演奏する予定という。
特別ゲストとして、立川市出身で「FMたちかわ」でパーソナリティーを務めるTMネットワークの木根尚登さんが出演するほか、大人たちを応援する子どものダンスグループ「noise factory」によるパフォーマンスも。
「応募してきたバンドはどれも非常にレベルが高く、ユニーク。当日は各バンドのプロフィールとカラー写真を記載したプログラムを配布する予定。懐かしい曲も演奏されるので、ぜひ多くの方に楽しんでいただきたい」(鈴木さん)。
開催時間は13時~18時。入場無料。