立川観光協会(立川市曙町2)が3月5日、2021年度の立川観光協会推奨認定品を審査を通じて決定した。
同推奨認定品は、立川市内で販売されている商品の中から、「立川の土産品として独自性に富み、かつ高品質なもの」を認定し、立川の観光事業の発展とイメージアップに役立てることを目的とする。
市内の事業所や店から自薦で申し込んでもらい、同協会内の審査委員会で毎年度、認定商品の更新、新規申し込みの審査を行う。今年度は18事業所32品目を認定。うち、新規店6店、新規商品は11品となった。新規商品は、コトブキヤの立川市公認なりそこねキャラクター「ウドラのソフビ人形」、東京西サトー製品販売の和テイスト味のマカロン「たちか和molti」、カフェcocokaraの「おやさいクッキー」、DANRAN亭 炭火鉄板バルの「立川産うど TOKYOX肉味噌(みそ)」、Adam's awesome PIEの「アダムスオリジナルアップルパイ」など。
例年、15人程度の審査委員で試食しながら審査していたが、コロナ禍の影響で昨年度は審査を中止し、今年度は縮小開催となった。市観光課担当者、立川観光協会会長、立川市商店街振興組合連合会担当のみで試食をせずに審査を行い、審査委員長のみ試食し感想を述べた。
審査会では、立川らしさ、公正な価格、デザイン性、プレゼントとしての魅力、公正な表示の5項目で審査。
新井敏之審査委員長は「私としては『立川らしさ』を重要視。『立川らしさ』に正解は無く、例えば立川産を使うのも一つ、デザインに立川愛をふんだんに盛り込む、立川の歴史を表現しているなど。事業者からの説明で『なるほど、これで立川らしさか』と驚くこともあった」と話す。
新井さんは「立川には全国的に有名な菓子や土産品が少ないが、地元の人に愛されているものがたくさんある。それを当協会としても応援し、立川の皆さんが市外の方々に土産として持って行ったら喜ばれるようなものを発掘していきたい」と話す。